2022/06/02

東京メトロ・都営地下鉄 オレンジ色の改札機で改札外のりかえ

東京メトロ、都営地下鉄では一旦改札を出て乗り換える駅が存在します。
東京メトロ⇔都営地下鉄間の乗り換えは一旦改札を出る場合が多いですが、
東京メトロ⇔東京メトロや、都営地下鉄⇔都営地下鉄でも一旦改札を出る場合があり、これらの駅にオレンジ色の改札機があり、精算機はのりつぎ精算に対応しています。

この改札外乗換についてまとめました。


【東京メトロ】のりつぎ精算

運賃が不足していない場合はのりつぎ精算は不要です。不足している場合にのりつぎ精算を行います。

対象の駅では「のりこし」「のりつぎ」か選択できます。

のりつぎ精算を選択すると行先の駅名選択画面となります。
ここではすべての駅が表示されており、当駅のみグレーアウトされています。折り返し乗車や重複乗車など明らかにおかしい経由となる場合でもすべて表示されています。
なお、ここで乗車券の発駅を駅名をタッチすると、のりつぎできない旨のエラー表示が出ます。



・駅名を選択すると不足金額が表示されます。不足0円の場合でも区間変更券発行可能です
・行先の駅と、のりつぎを行う駅どちらか高い方を運賃として算出しているようです。(例:行徳駅から170円区間の乗車券で入場、大手町駅の精算機にて、妙典のボタンを押下した場合、行徳から妙典170円と行徳から大手町駅250円のうち後者の方が高いので、こちらで不足金額が計算されます。)
・また、同じ駅で同じ精算機で何度でものりつぎ精算が可能です。0円精算で区間変更券を何度も出し直すことも可能でした。


区間変更券 1枚目はオムロンV8精算機、2枚目は高見沢TFV精算機で発行

東京メトロから都営地下鉄への連絡乗車券の区間変更券(都営地下鉄連絡の場合は「▶」印ではなく「から」になります) 1枚目はオムロンV8精算機、2枚目は高見沢TFV精算機で発行


都営地下鉄から東京メトロへの連絡乗車券の区間変更券 1枚目はオムロンV8精算機、2枚目は高見沢TFV精算機で発行


回数券でのりつぎ精算した場合、下記のような表記になります。
回数券(普通券)でのりつぎ精算→区変回数券
回数券(土休券)でのりつぎ精算→区変土休券



【都営地下鉄】のりつぎ精算



・東京メトロへののりかえ駅では東京メトロへののりつぎボタンが表示されています。
・都営の改札外のりかえがある駅では、都営ののりつぎボタンが表示されています。
・いずれも、運賃が不足していない場合は精算(区間変更)ができないようです。(0円の区間変更は不可)

行先を選択する画面

精算不要の場合の表示


区間変更券 1枚目はオムロンV8風精算機、2枚目は日本信号AX-7精算機で発行
原券が回数券で区間変更を行っても「区変回数券」とはなりませんでした。7


連絡区変券(改札外のりかえ対応駅の精算機で着駅を指定し発行) オムロンV8風精算機で発行



オレンジ色の改札機で乗り換え

オレンジ色の改札機を通るときっぷが出てきますので、改札外に出て乗り換えします。オレンジ色以外の改札機では「当駅下車」するとみなされて回収されます。

きっぷの磁気変化

・精算機で区間変更券を発行すると、2段目の駅コードは必ず乗車券の発駅が記録されます。改札外のりつぎで別の駅が入っていた場合でも発駅に戻ります。
・東京メトロの精算機発行の場合のみ、3段目に区間変更券を発行した駅が入ります。
・この状態でオレンジ色の改札機を出場、入場すると、それぞれの駅、時刻、入出場状態が上書きされます。
・東西線大手町駅、丸ノ内線大手町というように改札口が区別できるようコードが記録されています。これにより、改札外を正しく乗り換えたか否かが判断できるようになっています。
 ・東西線大手町オレンジ色改札機出場後、東西線大手町入場はエラーとなりました。
 ・丸ノ内線大手町入場後に丸ノ内線大手町駅オレンジ色改札機出場はエラーとなりました。(同じ駅で2回目の改札外のりかえは不可)
 ・丸ノ内線大手町入場後に、改札内を通り抜けて東西線大手町オレンジ色改札機出場はエラーとなりました。
・改札外のりかえで改札内に入った後、その駅にある精算機にきっぷを入れると何故か再度区間変更券を出し直すことが可能でした。区間変更券を出し直すと、何故か再度改札外のりかえができるようになっています。

・回数券でものりつぎ精算機に挿入してのりつぎ(区間変更)が可能です。区変回数券は元の回数券と同じような形式で記録されています。
・3段目に区間変更券を発行した駅が入ります。
・区変回数券の場合、オレンジ色の改札機を通った駅は2段目ではなく3段目に入るのが特徴です。2段目を上書きしてしまうと乗車駅が分からなくなってしまうためかと思われます。
・乗換先で入場した場合の変化は未調査です。


・都営の回数券で馬喰横山・東日本橋改札外乗換したあと、蔵前駅で運賃不足となり区間変更し、蔵前駅改札外乗換してみたときの磁気変化をまとめてみました。
・回数券の有効期限、使用日、最初の入場駅、改札外乗換した駅全部記録されているためややこしくなっています。
・改札外乗換すると3段目に通過した駅の情報が記録されました。
・区間変更券を発行すると1段目有効期限が当日に変化し、3段目の改札外乗換した駅の情報は消えました。
・一番最後、大江戸線蔵前駅に入場すると3段目が大江戸線蔵前駅になると予想していましたが、浅草線蔵前のままとなりました。
・その後、本郷三丁目駅の精算機に投入して東京メトロへの連絡乗車券へ区間変更(のりつぎ精算)できるか試しましたが、「精算の必要はありません」と表示されできませんでした。元が回数券の場合、東京メトロ連絡乗車券へ区間変更できない可能性があります。


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