2024/01/24

iPhone SE2(iOS13)でKKdayのeSIM(韓国)を使ってみた

iPhone SE2(iOS13.4.1)でKKdayのeSIMを使ったときの使用談です。

今回、下関港からフェリーへ韓国へ向かうことになり現地での通信手段を探していました。
下関港はマイナーなところで海外用のWi-Fi機器レンタル屋さんやSIM屋さんなど何もありません。釜山港にはSIM屋さんがありますが日本語が通じかどうか不安で、現地で時間が食われることも想定されるためなるべく国内にいる間に用意する方向で検討しました。

SIMについて、以前はSIMカードそのものを購入し物理的にSIMカードを入れ替える方法が主流だったようですが、近年ではeSIM対応機種が普及しeSIMでも接続ができるようになりました。
SIMカードの場合は空港のお店や自動販売機で物理的なカードを購入するのに対し、eSIMではオンライン上で購入し、設定用のQRコードを受け取って設定できるのが特徴です。入っているSIMカードは装着したままで交換する必要はありません。

事前にeSIMを購入


購入したのは下記eSIMです。
【46% OFF】韓国 SKT(SKテレコム)eSIM予約 日数別 / データ量別プラン(SIMカード) - KKday
容量は1日500MB、日数は3日間、割引セールで313円で購入しました。あまりに安すぎるため最初はまともに接続できないだろうと思っていました。

オンライン上で決済し購入すると、利用開始日までにバウチャーのPDF付きメールが送付されてきます。このPDF内にあるQRコードを接続時に使います。

回線の追加

ここではiPhone SE2(iOS13.4.1)の場合での設定方法を記載しています。バージョンによって少々差異があると思われます。(iOSのバージョンが古いのは気にしないでください。)

利用開始日になったら回線を追加します。この追加作業はネットワークに繋がっている必要があると思われます。ですので、国内にいる間(国内の通信事業者のモバイル通信が利用できる状態)、もしくは外国に着いて空港等のWi-Fiに接続した状態で行います。

設定>モバイル通信>モバイル通信プランを追加をタップします。

カメラが起動するため、バウチャーのQRコードを読み込ませます。なお、カメラロール内にある画像のQRコードを読み取ることはできません。印刷するか何か別機器の画面に表示させる必要があります。私はQRコードをデジカメで撮影し、デジカメの画面を読み取らせました。

画面の指示に従って設定を進めます。
名称を設定する画面では、「副回線」「韓国用」「旅行用」など分かりやすい名前を設定しておきます。名称は後から変更可能です。

デフォルト回線を選択する画面では、デフォルトで使用する回線を選択します。国内で設定している場合は主回線を設定し、海外で設定している場合は副回線に設定します。この設定は後から変更可能です。

設定が完了すると、主回線と副回線どちらを使用するか、また主回線のオンorオフ、副回線のオンorオフが切り替えられるような状態となります。

よって、
・国内にいる間は主回線のみをオンに設定
・海外にいる間は副回線のみをオンに設定
・国内に帰ってきたときは主回線のみをオンに設定
するようにします。こうすることで2つの回線を使い分けられます。飛行機や船の搭乗中に設定を切り替えます。国内に帰ってきたときは副回線は不要となるため削除していいと思われます。(ずっと残しておくこともできますが…)

また、
回線の設定画面の中にある「データローミング」はオフにしておきます。海外にいる間に何かのはずみで誤ってデータローミングが使われると高額な請求が来る恐れがあります。
副回線の設定画面の中にある「データローミング」はオンにしておきます。これをオフに設定すると海外でネットワーク接続できませんでした。

現地回線でのスピードテスト


釜山港に到着した状態でGoogleのスピードテストを行いました。結果は下記の通りです。

4G回線にしてはかなり低速で、動画視聴するにはかなり支障があると思われます。ただし自分の場合は地図を見たりブラウザで調べ物をしたりする程度の用途でしたので、少々遅いものの問題なく使えるレベルでした。むしろ313円しか払っていないのにこの速度で使えれば十分というのが正直な感想でした。

また、モバイル通信の設定画面ではデータ使用量が随時確認できるようになっています。あとどれぐらい使えるか確認するのに便利です。

また私の端末では、何もしていないのに「システムサービス」の「時間と場所」が1日あたり約300MBほど容量を食いつぶす現象が発生していましたので、用がある時時以外は常に機内モードに設定することでデータ量が節約できました。1日500MBで余裕でした。

まとめ

・Wi-Fiレンタル機器の場合は受取・返却時間や場所に制約があったり、重かったりするが、eSIMはそれらのデメリットがない
・初回は手持ちの端末で使えるかどうか、設定できるかどうかという懸念があるが、使えると分かればeSIMが優位
・KKdayの313円のeSIMは非常に低速だが、地図やブラウザの閲覧程度であれば十分


以上、eSIMの使用談でした。





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