2020/02/03

券売機・改札機・きっぷまとめ JRグループその2

大ボリュームの記事となっているため、ブラウザのページ内検索機能(PCの場合Ctrl+F)から鉄道事業者名で検索しジャンプすることをおすすめします。

画像枚数が多いため分割しています。



JR西日本


みどりの券売機(指定席券売機)

MV50 JR西日本ではMVシリーズを「みどりの券売機」という呼び名で使用

みどりの券売機プラス(MV50に受話器や読み取り台を増設) みどりの券売機にオペレーターとのテレビ電話機能が加わった券売機です。


MV30、MV35


みどりの券売機プラス(MV35に受話器や読み取り台を増設)


MV60


MV40


近距離券売機

JR西日本テクシア  HT-50(HT50-II)
外観はオムロン V8(3S2VUシリーズ)風、各メーカーより部品を取り寄せ、JR西日本テクシアでオリジナル仕様で券売機を組み立てて、HT50という名称で展開しているようです。
定期券対応はピンク色、非対応は青色です。ICカードは投入口に挿入するのではなく、右下のトレイに置く形式となっています。


ピンク色(定期券対応)の方は「HT50-II」と呼ばれるようです。

参考文献
JR西、切符購入のセルフ化推進。みどりの窓口を約8割削減 - Impress Watch
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1170712.html

JR西「みどりの窓口」大幅削減はそこまで問題か | 経営 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
https://toyokeizai.net/articles/-/274333

継続定期券発行機AP30を置き換える形でピンク色の方が2014年2月頃から登場し始めました。初期の頃は継続定期券のみの機能に限定して運用されていましたが、2014年夏頃から継続定期券以外の機能が解禁されたものが登場し始めました。

QRコード決済対応券売機 2020年2月頃よりQRコード読み取り部を増設 大阪駅



ICカード非対応エリア ICカードトレイがないタイプのHT50

JR西日本テクシア HT30 外観はオムロン V7風


JR西日本テクシア LT30 外観はオムロン V7風 HT30のローコスト版のようです。ICカードには対応していません。オレンジカードは対応しています。


きっぷ発券口は狭く、エドモンソン券(3cm×5.75cm)サイズのきっぷしか発券できないようです。

JR西日本フェリー 宮島口用


JR西日本テクシア UT50 無人駅に多く設置されています。硬貨投入口は横向きで、また複数枚購入用のボタンがないので1枚ずつしか購入できません。また、ICカードのチャージ・履歴確認・履歴印字などはできますが、カード内の残高を利用して乗車券を買う機能はありません。


ICカードホルダーがないタイプ(ICカードエリア外) 太地駅 2009年8月


EX-IC対応のりつぎきっぷ発売用 姫路駅改札内 ホルダーにICカードを入れる形式ではなく、カードをかざす形式となっています。


自由席特急券発売用 岡山駅




法界院駅に2020/7に設置されたタイプ
おそらく無人駅向けです。ICカードはトレイに乗せる形となっています。ICカード残高でのきっぷ購入も可能です。
https://twitter.com/chiriMiRa/status/1282102118996824064



HT10?(タッチパネル式、赤液晶画面あり) 覗き見防止の囲いがあるタイプもあり


HT10?(押しボタン式、赤液晶画面あり) Jスルー・オレンジカード対応、オレンジカード対応、カード非対応


博多駅



押しボタン式、青液晶画面あり


宮島フェリー用


吉野口駅 2010年5月


蓬莱駅 2009年6月


食券機型 天王寺駅MIO改札口 2009年3月


食券機型 2009年12月 岡山駅


のりこし精算機

JR西日本テクシア FA70?
岡山エリアに主に設置されています。ICカードはトレイに乗せる形となっています。
岡山駅 新幹線のりつぎ精算



JR西日本テクシア FA50(外観はオムロン V7風)
2008年頃に一部駅で登場し始め、旧型の精算機を置き換えるために2011年〜2013年頃に多数の精算機がこのFA50に置き換えられました。


岡山駅 新幹線のりつぎ精算機、鶴橋駅 近鉄線へののりつぎ精算機


和歌山駅 紀勢本線・和歌山線のりつぎ精算機


JR西日本テクノスFA10
新しいFA50への置き換えのため、2011年〜2013年で一気に数が減りました。

銘板 自動精算機 型式FA10-SPN JR西日本テクノス

加古川駅 加古川線のりかえ改札設置 厄神駅、神野駅、日岡駅専用のりこし精算機 



京都駅 新幹線へののりつぎ精算機 2010年3月

鶴橋駅 近鉄線へののりつぎ精算機 2010年4月 タッチパネル付き


継続定期券発行機

継続定期券発行機 AP30



東芝 EG-7000



東芝 EG-3000 

新神戸駅には黄色ラッピングの乗継用改札機あり


JR西日本テクシア AG70?
AG70という型番については文献を探していますが今のところ見つかっていないためクエスチョンマークをつけています。
外観はAG50と似ていますが以下の点で違いがあります。
・LED表示(白色っぽい)
・券取出し口にあるLCDディスプレイ表示
・券輸送時の動作音
乗車券で入場したときのディスプレイ表示


JR西日本テクシア AG50(フルカラー)


日本信号ほかより部品を仕入れ、JR西日本テクシア内でオリジナル仕様で組み立て、AG50改札機と名前を変えて展開しているようです。
2008年頃に一部駅で登場し始め、旧型の改札機を置き換えるために2011年〜2013年頃に多数の改札機がこのAG50に置き換えられました。きっぷの3枚重ねての投入にも対応しています。

入場用は黄緑、出場用は橙


JR西日本テクシア AG50(3色)




京都鉄道博物館2階



旧型 改札機
1枚目はオムロン風、2枚目は日本信号風


投入口の形状を見ると違いがよく分かります。


従来型の改札機です。オムロン製と日本信号製の2種類あり、外観が若干異なります。
新しいAG50への置き換えのため、2011年〜2013年で一気に数が減りました。
概ね、大阪以北・以東のエリアではオムロン製のタイプ、大阪以西・以南のエリアでは日本信号製のタイプが多く設置されていました。

旧型 改札機 IC専用


JR西日本テクシア 簡易磁気IC自動改札機 SG50 



新型の簡易磁気IC自動改札機です。以前は岡山・広島エリアを中心に設置されていましたが、2014年現在関西エリアでも旧型が置き換えられ、ほとんどの駅でこの新型が設置されているようです。

旧型 簡易改札機
2010年3月


磁気券の入場処理のみ対応しています。1枚のみ、表向けのみ対応しています。2枚以上は裏向け投入に対応していません。

ICOCA導入後、下記のようにICカードタッチ部があとから増設されました。



JR西日本テクシア ICカード専用自動改札機 IG50



さらに利用者が少ない駅では、ICカード専用の簡易改札機が設置されています。
湖西線の北小松〜近江塩津間の各駅や、北陸本線の坂田〜近江塩津間の各駅、桜井線などで設置されています。

旧型 IC専用簡易改札機
2010年2月 近江塩津駅


ICOCA導入初期の頃、改札機も導入されていない駅ではこのようなIC専用の簡易改札機が設置されていました。


呼び出しインターホン




入場券 1枚目はJR西日本テクシアHT50、2枚目はHT30、3枚目はLT30、4枚目はUT50、5枚目は法界院駅タイプ、6枚目はHT10?、7枚目はUT10?、8枚目は食券機型で発行

乗車券 1枚目はJR西日本テクシアHT50、2枚目はHT30、3枚目はLT30、4枚目はUT50、5枚目は法界院駅タイプ、6枚目はHT10?、7枚目はUT10?、8枚目は食券機型、9枚目は臨時きっぷ売り場で発行

連絡乗車券 1枚目はJR西日本テクシアHT50、2枚目はHT30、3枚目はHT10?で発行


JR→近鉄の乗り継ぎ精算券 鶴橋駅FA50精算機で発行


HT50(上)とHT30(下)では、小マークと時刻の間隔が異なります。他はHT50の方が印字がやや細くなるぐらいしか差がありません。


他社線区間のみの乗車券 HT30で発行


往復乗車券 1,2枚目はHT50、3,4枚目はHT30、5,6枚目はLT30、7,8枚目は法界院駅タイプ、9,10枚目はHT10?で発行





回数券 1,2枚目はHT50、3,4枚目はHT30、5,6枚目はHT10?で発行
括弧内に1から11まで番号が振られます。11枚目のみに発売額が表示されます。




HT50(上)とHT30(下)の差異


企画乗車券 昼間特割きっぷ 1,2枚目はHT30で発行、3枚目は不明(窓口発行?)



出場証 1枚目はFA70?、2枚目はFA50、3枚目はFA10で発行

FA50とFA70精算機発行の出場証の比較(文字位置が微妙に違います)

乗継証 FA50精算機で発行 鶴橋駅(近鉄乗換口)や、京都駅・新大阪駅・岡山駅(新幹線乗換口)で発行可能です。


特急券 1枚目はJR西日本テクシアHT50、2枚目はHT30、3,4枚目はHT10?、5枚目はUT50で発行

特急券 1枚目はJR西日本テクシアHT50、2枚目はLT30で発行


乗車券 1枚目はJR西日本テクシアHT50、2,3,4枚目はHT30、5枚目はHT10?で発行


入場券 HT10?で発行


領収書 1枚目はJR西日本テクシアHT30、2枚目はFA50精算機、3枚目はUT50、4枚目は法界院駅タイプ(チャージ領収書)で発行

領収書 1枚目はFA70精算機、2枚目はHT50券売機、3枚目は法界院駅タイプ(きっぷ購入)、4枚目はFA10精算機で発行

SMART ICOCAクイックチャージのご利用控え 1枚目はJR西日本テクシアHT30、2枚目はFA50精算機、3枚目はUT50で発行

SMART ICOCAクイックチャージのご利用控え 1枚目はFA70精算機、2枚目はHT50券売機、3枚目は法界院駅タイプで発行


ポイントチャージのご利用控え 1枚目はHT30券売機、2枚目は法界院駅タイプ、3枚目はFA70?精算機、4枚目はHT50券売機で発行

ICカード履歴印字 1枚目はHT50、2枚目はHT30、3枚目はUT50、4枚目は法界院駅タイプで発行

下に印字される文言が異なります。HT50と法界院駅タイプは「毎度」がありません。

ICOCAポイント付与履歴明細 HT50で発行(他の機種では確認できません)


PiTaPa月別ご利用明細 HT50で発行(他の機種では確認できません)


定期券購入の領収書とクレジットカードご利用票 HT50で発行 マルス券と同じ様式で出力されます。



回数券で入場時、入鋏と反対側に入場日時が印字されます。
1枚目はAG70?改札機(月,日,時)、2枚目はAG50改札機(月,日,時)、3枚目は旧改札機で印字(日,時)


途中下車可能な乗車券でAG50改札機、AG70?改札機を出場すると、途中下車印が押印されます。3回目まで対応しており、4回目以降はエラーとなるようです。(係員対応)
押印位置も決まっているようです。

AG50改札機(関西エリア)は青色、AG70?改札機(岡山、広島エリア)は赤色インクのようです。

なお、この途中下車印と、新幹線改札機を通過する際に印字される入場印字は共通のカウンタを使用しているようです。新幹線改札機を2回通過した後、AG50改札機で途中下車すると3回目の位置に押印された例がありました。



ICカードチャージ機

尼崎駅に2020/9頃に設置されたタイプ
https://twitter.com/202_ed79/status/1310806905493712896

領収書、クイックチャージご利用控え
履歴印字




JR西日本テクシアVC50 関西エリア 外観は高見沢サイバネティックスVCM-1000シリーズ


SMART ICOCAクイックチャージ機 外観は高見沢サイバネティックス ICカード入金機 VCM-2000シリーズ

ICカードチャージ領収書、クイックチャージご利用控え JR西日本テクシアVC50(関西エリア設置)で発行


JR西日本テクシアVC50 岡山エリア 岡山エリアのタイプでは履歴印字が可能です。

ICカードチャージ領収書、履歴印字 JR西日本テクシアVC50(岡山広島エリア設置)で発行





ICカード履歴印字 窓口で発行 1枚目は2014年以後の細い印字、2枚目は以前の太い印字
窓口ではICOCAに限り50件分まで印字可能です。


ICOCA以外のカードでは20件まで印字可能です。また、ICOCAでも26週間以内の履歴が50件未満の場合、26週で取得できる分のみ印字されます。



その他

EX-IC座席情報表示機 新幹線ホームに多く設置


入場スタンプ代用印字機 幡生駅 2015年3月
きっぷを挿入すると日時が印字され、手前側に戻ってきます。


入場スタンプ代用印字機のような機械 マキノ駅 2009年8月
きっぷを挿入すると日時が印字され、奥側から出てきます。


乗車駅証明書発行機 2009年8月 永原駅


お問い合わせインターホン(きっぷの読み取り台付き)




金沢駅 在来線改札口横の精算所で精算した際に発行される出場証 わら半紙のような紙です。

おまけ POS端末で発行した乗車券、回数券、往復乗車券





JR四国


指定席券売機

MV35 高松駅 2009年12月

MV40(直立式)

近距離券売機

高見沢サイバネティックス MCVシリーズ

2014年9月現在、高松駅・坂出駅・丸亀駅・多度津駅・伊予西条駅・伊予北条駅・松山駅・八幡浜駅・窪川駅・伊野駅・高知駅・後免駅・土佐山田駅・阿波池田駅での設置を確認しています。それ以外の多数の駅でも設置されています。

カード投入口が塞がれているタイプ


高見沢サイバネティックス ULCV-8000シリーズ? オレンジタウン駅

高見沢サイバネティックス ULCV-5000シリーズ 粟井駅


JR西日本テクシア HT30
2014年9月現在、伊予大洲駅・伊予市駅・壬生川駅での設置を確認しています。
JR西日本向けの券売機が外観そのままで四国内でも設置されています。


押しボタン式 高松駅 2009年12月


食券機型 土佐一宮駅



食券機型 硬貨投入口、おつり取り出し口が黄色 市坪駅



ICカードチャージ機

JR西日本テクシアVC50 丸亀駅




東芝 EG-2000




JR西日本テクシア AG50


JR西日本で設置されている改札機がそのまま四国にも設置されています。JR四国で駅機械メーカーの子会社を作らず、JR西日本テクシアから機器を仕入れているようです。

JR西日本テクシア ICカード専用自動改札機 IG50




入場券 1枚目は高見沢MCV、2枚目はJR西日本テクシアHT30、3枚目は赤液晶押しボタン式で発行


乗車券 1枚目は高見沢MCV、2枚目は高見沢ULCV-8000、3枚目は高見沢ULCV-5000、4枚目はJR西日本テクシアHT30、5枚目は食券機型、6枚目は赤液晶押しボタン式で発行
模様の向きが違います。

土佐くろしお鉄道への連絡乗車券 高見沢MCVで発行


特急券 1枚目は高見沢MCV、2枚目はJR西日本テクシアHT30、3枚目は高見沢ULCV-8000シリーズ、4枚目は食券機型で発行

領収書 高見沢MCVで発行 1枚目はオレンジカード支払いの注釈あり


ICカードチャージ領収書 1枚目は現金チャージ、2枚目はクイックチャージ(SMART ICOCAでクレジットカードからチャージ) JR西日本テクシア VC50で発行

ICカード履歴印字 JR西日本テクシア VC50で発行



東芝 EG-2000改札機にマルス券サイズの入場券を投入すると、端に駅名と日時が印字されます。券左側を先頭にして投入すると既存の文字列とかぶります。

また、東芝 EG-2000改札機では途中下車の処理にも対応しています。出場用改札機に投入すると、きっぷ左上に小さな穴が空きます。(下の画像のC制の右上)





JR九州


指定席券売機

MV50

MV50 アシストマルス(オペレーター対応)
水城駅MV50で発行した近距離きっぷと領収書




MV35

MV30


MV60

銘板 自動券売機MV-60 GU6947A OKI 沖電気工業

MV40


近距離券売機

高見沢サイバネティックス VTQシリーズ

高見沢サイバネティックス VTQシリーズ ICカードトレイありのタイプ

この券売機で発行したきっぷ類



高見沢サイバネティックス VTQシリーズ 新幹線自由席専用 鹿児島中央駅


高見沢サイバネティックス MCVシリーズ 2枚目は灰色(ICカード非対応)
この券売機で発行したきっぷ類


日本信号MX-7/SX-7
この券売機で発行したきっぷ類

シンフォニアテクノロジー タッチパネル式 2010/9/11 熊本駅


オムロンV7 新幹線向けのきっぷ発売のみ
この券売機で発行したきっぷ類


赤液晶押しボタン式
この券売機で発行したきっぷ



高見沢ULCV8000
この券売機で発行したきっぷ類



高見沢サイバネティックスULCV-5010 暘谷駅 銘板:型式ULCV-5010 高見沢サイバネティックス

この券売機で発行したきっぷ類



食券機型 新八代駅

カバーが掛けられているタイプ 諫早駅 2017/12/31

自由席特急券
この券売機で発行したきっぷ類


食券機型(左)と赤液晶押しボタン式(右)の比較


のりこし精算機

日本信号 AX-8
精算券


オムロン 赤色
精算券とICカードチャージ領収書


ICカードチャージ機

日本信号 CH-7i

ICカードチャージ領収書と履歴印字 3枚目は別フォント




高見沢サイバネティックス VCM-2000シリーズ? ICカード残高での特急券購入や、ICカード履歴印字が可能です。現金投入口はありません。

特急券 フォントが2種類存在します。

ICカード履歴印字 フォントが2種類存在します。


高見沢サイバネティックス VCM-4020S 熊本駅 2010/9/11







その他

係員対応精算機


係員対応精算機 笹原駅 2018/1/2



新幹線向け オムロン?


新幹線改札口の改札機を通過すると、端に駅名や日時が印字されます。JR九州の新幹線改札機のみ、入場券であっても印字されます。新幹線の改札内へ2回以上入場することはできず、2回目の入場時にエラーとなります。(例:在来線側へ入場→新幹線側へ入場→在来線側へ入場→新幹線側へ入場時)



日本信号 GX-8

下関駅ではJR西日本の券売機、JR九州の改札機が設置されています。






日本信号 GX-7



日本信号 GX-7 磁気専用 二島駅

日本信号 GX-7ie簡易改札機






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